歯科医院経営成功のための訪問歯科診療導入

みなさん、デンタル・マーケティングの
寶谷 光教(ほうや みつのり)です。
今日もコンサルティングの中で発見したこと、新たな気づき、感心したこと等を「歯科医院経営成功のアイデア」を通じて皆様にご報告致します。
今日は、京都のH歯科医院様へコンサルティングのためにおうかがいしました。
H歯科医院様では、昨年3月より社会的にニーズの高い、訪問 C2010-657 歯科診療に積極的に取り組まれ、現在では訪問診療の月間保険点数が70万点を超え、ご高齢の患者様から大きな反響、多くの喜びの声を聞けるようになっています。
今日は、そんなH歯科医院様の訪問歯科診療に関する取り組みをご報告致します。
それでは、本日の寶谷 光教の視点です。
さあ、今日も元気にいってみましょう!
我が国では、少子化が進行する中、65歳以上の高齢化率は上昇し続けており、2015年には26%、2050年には36%、つまり、2050年には、3人に1人が65歳以上の高齢者になることが予想されています。
もちろん、そのときには、このブログを読まれているほとんどの方は、高齢者の仲間入りをされていることでしょう。
そんな外部環境の中、患者様からの支持を得るための訪問診療導入際して、まず、準備していく必要があるものをいくつかあげていきましょう。
1.訪問歯科診療を行う際に必要になるツール
<準備する必要のある代表的なツール>
① 訪問車
② ポータブルのユニット
③ 訪問用歯科材料・器具
④ 訪問診療用のパンフレット
⑤ フリーダイヤルの設置
⑥ 訪問チーム用のユニホーム、他
2.広報担当の活用
H歯科医院では、訪問歯科診療をはじめるに際して、歯科医師、衛生士、コーディネーター(助手)を採用する以外に、営業職(広報担当)を採用しています。
H歯科医院の訪問歯科診療での取り組みで最も特徴的なのは、この営業職の存在でしょう。
営業職が担うのは、介護保険施設や介護支援事業所等で高齢 C2070-585 者のケア・プランを作成するケア・マネージャー(介護支援専門員)への訪問歯科診療の啓蒙活動です。
3.無料歯科検診の実施
老人福祉施設や老人保険施設、等へ案内する際には、無料歯科検診を実施するケースが多いようです。無料検診を実施することで、検診結果の報告書を患者様側に提示し、歯科診療の必要性の有無を明確にしていきます。この無料歯科検診により、施設の方々のこちらに対する信頼感を得ることが可能となり、安心して申し込みすることが可能となるため、患者様の発生に大きく貢献しています。
4.コーディネーターの効果的活用
H歯科医院では、歯科医師、衛生士、そして、コーディネーターの3人1チームの体制で歯科診療の必要なご高齢者へ最適な治療を提供しています。
コーディネーターの役割は、歯科材料・器具の準備の他、患者様の希望する日程を優先した上で効率の良いルートを組むこと(訪問ルートの効率化)、治療計画や今回・次回の治療内容や治療時間・金額をお知らせする等の患者様やご家族の方々とのコミュニケーション、そして、歯科医師と衛生士が効率的に治療に取組めるような調整を行うというような重要な役割を担っています。
H歯科医院では、在宅診療の場合には、1日15人の患者様の診療を基準にコーディネーターがルート組みや診療の効率化を図る取り組みを行っています。
5.患者様の満足度への配慮
患者様が歯科医院へ求めるものは、院内での診療であっても訪問診療でも変わりありません。個々の患者様が持っている「自分を大切に扱ってほしい」「パーソナルな対応をしてほしい」という願望に応える取り組みこそが重要になってきます。感動を得たいという気持ちは、ご高齢者でも変わりないのです。
H歯科医院では、定期的に、患者様やご家族、施設の方々にアンケートを実施することで自院の訪問診療チームのサービスレベルをチェックしています。
それに加えて、患者様やご家族の満足度や信頼感は、情報の量に比例することから、訪問の際に治療の説明等の情報提供を徹底すること、定期的にニュースレターを作成して役に立つ情報を提供できる体制を築いています。
以上のような取り組みにより、患者様満足の増大を図り、多くの患者様に歯科治療を提供することで地域の方々の信頼感やロイヤリティを高めています。
その結果、その地域で無くてはならない存在になっているのです。
訪問歯科診療の導入に際しては、安易な気持ちで取り組むことだけは避けなければなりません。
なぜなら、業績が思わしくないというような理由で事業から撤退すると、多くの患者様、関係者の方々に多大な不利益を及ぼすためです。
これから訪問歯科診療へ取り組まれる方は、どのような困難があっても、「歯科診療を受けたくても受けることの出来ないご高齢者のために事業を成功させる」というような理念が必要になってきます。
訪問診療事業は公共性の高い事業です。
売上が上がるから、利幅が大きいからというような理由で、安易に取り組まれることのないようにする必要があります。
そして、高い理念や理想を持ち合わせている歯科医師の皆様が、訪問歯科診療へ取り組まれ、歯科治療を必要とするご高齢者が一人で多く満足する治療を受けることができるような社会環境に発展することがのぞまれているのです。
現在、寶谷はクインテッセンス出版の経営誌「歯科医院経営」やインデペンデント・ネットのメルマガに連載をしていますが、その連載のエッセンスを弊社のサイトでみることができますので、是非、ご覧下さい。
また、弊社サイトでは、歯科医院様のための増患ノウハウ満載のセミナーや個人情報保護対策セミナーも今後予定しております。
少しでも、皆様の歯科医院の経営改善のお手伝いが出来ればと考えております。
いつか、皆様とお会いできるのを楽しみにしています。

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