皆さん、はじめまして。わたくし、株式会社デンタル・マーケティングの寶谷 光教(ほうや みつのり)と申します。
今回はまず、私の自己紹介からいきましょう。元プロボクサーでありながら中小企業診断士の資格を持つ、一風変わったコンサルタントです。現在は、歯科医院専門のコンサルタントとして、10医院程度のクライアントを担当しています。
歯科業界では、数少ない経営の専門誌である「歯科医院経営」にて、「歯科医院経営成功のスパイス」を連載中である。連載内容は、クライアントへの提案の中で、実際に成功した事例や今後取り組もうとしていること、つまり、マーケティングの理論や理屈ではなく、明日から使えるノウハウを毎月、報告させていただきます。
コンサルティングで歯科医院を訪問した際に、「歯科医院の2極化が進んできていて、当院のような地域では、経営は厳しいよ」という話をよく耳にします。その2極化の要因として考えられることは、日々の取り組みの小さな差の積み重ねが結果的に大きな差になって表れているということです。
歯科医院は口コミの発生しにくい業種に属しているのです(後述の口コミが起こる要因のどれにも該当していないことからご理解いただけると思います)。そこで、口コミの発生しにくい歯科医院で必要になるのは、口コミを受動的に期待するのではなく、能動的に発生させることなのです。
これまで、多くの歯科医院を視察・検証して、「業績の良い医院とそうでない医院の決定的な違いは何なのか!」その違いもたらすポイントとして考えられる要素のひとつにスタッフや患者様の笑顔の量があげれるのではないかと考えています。
I医院ではスタッフの院長先生に対しての不信感(コミュニケーションの不足を要因とするもの)が大きく、その結果、モチベーションが低下していたのです。業績低下の要因はこれだけではありませんが、このことが大きなウエイトを占めると考え、その対策としてミーティングを実施することとしました。
ご存知のとおり、自費率アップの本来の目的は、単に、売上高を上げるためだけではありません。
ドクター、スタッフの患者様への啓蒙の結果、歯に対する価値観が向上し、保険ではまかなうことの出来ない治療領域を求められ、自然と自費治療になっていくこと。つまり、患者様満足(個々の患者様のウォンツへの充足)の実現こそが、その目的なのです。
「経営」というコトバは、「お経(おきょう)」を「営む」と読めるのです。
つまり、経営者が自分自身の理念を毎日のようにスタッフに語り、スタッフが理解し、自覚できるような仕組みを作ることが成功には不可欠なのです。
労働厚生省の意識調査では、なんと65%以上の方が医療(病院・診療所)をサービス業だと思っているということです。そう考えると、歯科医院のサービスレベルは、他業種のサービス、例えば一流のホテルや一流のレストランと比較されているということです。
歯科医院は口コミの発生しにくい業種に属しているのです(後述の口コミが起こる要因のどれにも該当していないことからご理解いただけると思います)。そこで、口コミの発生しにくい歯科医院で必要になるのは、口コミを受動的に期待するのではなく、能動的に発生させることなのです。
ご存知のとおり、現在の患者様のニーズは多様化しており、画一的な満足の追求(CS)から個別の満足の追求(PS)を重視することが重要な時代になってきているのです。しかし、経営とともに、マネジメント、診療という3つの業務を同時進行する必要のある院長先生が実際にそれを実行することは、非常に困難なのです。